非粘着(離型)性

「非粘着(離型)性」選定のポイント

非粘着(離型)性を高めるためには、製品の特徴や使用状況などの環境を考慮して表面処理種類を選定する必要があります。
食品業界・飲料業界・樹脂系(化学製品)・ゴム系・粉体・溶融品など、様々な業界で非粘着(離型)性は求められますが、お客様のご要望に合わせたテスト(簡易的にでも)実施をお勧めします。
補足
固形物の非粘着性の場合には、表面の接触面積を減らす、設備にタック性が高いシリコン系コーティングを行うことで非粘着(離型)を高めます(※使用環境に合う耐熱性能を備えたシリコン系コーティングを選ぶ)。
ただし、表面の接触面積を減らす(微細な凹凸面を形成)ことで、製品への転写や傷つきなど他の不具合が出る場合があります。また、シリコン系コーティングが製品に付着するなどの心配も発生します。そのようなケースに備え、他の特徴を持つ表面処理種類の選定が必要になります。

各技術非粘着(離型)に関する性能比較

各技術の非粘着性について、低いレベルから高いレベルまで表示されています。ニーズに合う表面処理を選ぶことができます。

非粘着(離型性)に関する選定の手引き

非粘着性(離型性)を求める場合、粘着してしまう素材が何かということが一番重要です。温度帯、粘着素材の状態(パウダー、ジェル状、液体 等)などの条件によって選定がさまざまです。
食品業界ではコーティング自体が食品衛生法に準拠しているものですが、外的要因で剥離をしてしまったり、経年劣化で微量に削れて摩耗してしまったりすることがあります。
お客様の生産工程によってさまざまな考え方があるので、後工程で、金属検知で除去できてOKな場合があります。わずかな微細摩耗による異物混入であればOKな場合もあります。
また、いくら非粘着性(離型性)が特化していても、耐熱性が低いものや、コーティングの膜厚の精度がなく生産上使用できない技術もあります。
是非一度ご相談ください。

「非粘着(離型性)性」が求められる場合にお勧め加工技術

「非粘着(離型性)性」+「平滑性」+「耐熱性」が求められる場合にお勧め加工技術

「非粘着(離型性)性」+「平滑性」+「耐熱性」+「耐蝕性」が求められる場合にお勧め加工技術

「非粘着(離型性)性」+「平滑性」+「耐熱性」+「耐蝕性」+「寸法精度」が求められる場合にお勧め加工技術

「非粘着(離型性)性」+「平滑性」+「耐熱性」+「寸法精度」が求められる場合にお勧め加工技術

「非粘着(離型性)性」+「平滑性」+「寸法精度」が求められる場合にお勧め加工技術

「非粘着(離型性)性」+「平滑性」+「耐蝕性」が求められる場合にお勧め加工技術

「非粘着(離型性)性」+「平滑性」+「耐蝕性」+「寸法精度」が求められる場合にお勧め加工技術

「非粘着(離型性)性」+「寸法精度」が求められる場合にお勧め加工技術

「非粘着(離型性)性」+「耐蝕性」が求められる場合にお勧め加工技術

非粘着(離型)施工事例の紹介

非粘着樹脂コーティング
ノンスティックコーティングによるホットメルト付着対策 No.MB-3
ノンスティックコーティングでふりかけ居着き(付着)を解消 No.HB-20
ブラストロンコーティング
ブラストロン処理で三角板をメンテナンスフリーに No.D-5
エラストマー射出成形品の離形性向上にブラストロン処理 No.D-6
食品衛生法にも適合!ブラストロン処理で付着防止対策 No.D-10
ダイモール(金型用硬質炭化クロムめっき)
ダイモールで射出成形金型の離型性向上 No.D-3
フッ素樹脂熱収縮チューブ
ロールへのフッ素樹脂チューブライニングによる付着対策 No.FB-4
フッ素樹脂コーティング
フッ素樹脂コーティングでは耐摩耗グレードも選べます No.AB-12
超高分子PEライニング
付着対策としてトラック荷台に超高分子ポリエチレンを現地施工 No.HB-25
摩耗対策として振動コンベアにポリエチレンライニングを現地施工 No.AB-17

PFAS規制に関して(フッ素樹脂コーティングの代替コーティング)

PFAS規制に伴い、当社は現在フッ素樹脂コーティングの代替コーティングとして、規制対象外の素材を使用した離型性のあるコーティングは下記となります。
■ セラミックコーティング
■ PEEKコーティング
■ FCX coat Antonym
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